よくあるご相談事例
耐薬品性評価
各種グリース、薬品に対する強度・寸法の影響を評価したい
貴社の商品スペックに最適な評価方法で
薬品・オイル・グリースに対する影響を評価いたします
プラスチック製部品(商品)は、様々な環境下で使用され、その部品自体にも様々な温度で薬品・オイル等が接触・封入・浸漬されていることがあります。
商品が市場に出てから問題が発生しないよう試作段階での各種耐久試験・機能検証が行われますが、商品開発期間の非常に短い現在では、量産直前にスペックを満たせないような現象が確認されると、その対応は非常に困難を極めます。製品設計を大幅に見直ししたり、材料を変更したり、その後の再度の耐久試験を含め、膨大な金額と工数・時間を浪費することもあります。 設計段階で材料選定・部品設計面で十分な検討を行い、問題発生の可能性を最小にする取組みが重要となります。
【耐薬品性で考慮すべき代表的因子・項目】
●機械的特性
引張強さ、引張伸び、弾性率、硬度、他
●寸法
処理前後の寸法比較
●外観
色調変化、表面荒さ、他
●重量変化
処理前後の重量比較

耐薬品性は樹脂材料自体の性質・組成により支配されますが、各種添加剤、強化材などの影響もあり、用途と樹脂材料の種類に応じた確認が必要となります。 一般的には、引張試験片等を用い、薬品浸漬処理前後の特性比較を行います。処理温度を変化させ、任意の処理時間毎の特性変化を確認します。 実際の部品(商品)での試験を行うこともありますが、それは稀なケースです。ご要望に応じ、各種規格に対応した評価試験方法を選定いたします。
製品の使用環境、スペック、ご要望他を確認させて頂いた後、最短時間で効率的に評価する取組み提案と、その委託業務の見積をお客様に提示させて頂きます。