よくあるご相談事例

金属部品の樹脂化

従来の金属部品を樹脂化したい

金属部品の樹脂化について

金属部品を樹脂化する際、従来の金属部品設計をそのまま流用したり、手を加えた鋳造用金型でプラスチック材料を射出成形し、そのサンプルで評価するようなこともありますが、問題が非常に多く、評価試験そのものが無駄となってしまうことも多々あります。

樹脂部品の設計・開発に慣れていて、使用する樹脂材料の各種特性を十分理解されている場合は問題ありませんが、あまりご存知で無い場合は、以下のようなポイントに注意が必要です。

  • 一般的な熱可塑性樹脂材料は金属材料と異なり、高温になるほど剛性・伸びなどの特性が大きく変化し(機械的特性の温度依存性)、樹脂材料の種類によっては薬品・オイル類などでの劣化、太陽光・紫外線などによる劣化も発生します。
  • 厚肉設計の場合、内部のボイド・表面にヒケが発生したり、生産性が極端に悪化することもあります。
  • ガラス繊維等の異方性のある強化系樹脂材料では、その異方性による機械的特性、成形収縮率への影響が発生し、特に反り変形には非常に大きな影響を与えます。
  • 更に樹脂流動の会合部分に発生するウェルドの問題への考慮も必要で、外観面での問題、強度面への影響の検討と、対策が必要となります。